K-pop Selection(ASIN:B0001A7VE2)

韓国盤アルバムは2.5集を除いて全部持ってるので、このベスト収録曲は全て聞いたことあるものばかりだったのですが、3集曲の日本語訳と、おまけDVDに収録されている「Milky way」目当てで買いました。
まずは「Milky way」茶髪でカールをかけたBoAのヘアースタイルが新鮮ですね。ベッドの上で飛び跳ねたりするシーンがあったりとか、ダンスシーンも笑顔が多かったりして、日本でのダンスシーンとはかなり違った印象があります。「Atlantis Princess」もそうなんですけど、笑いながら踊ってるBoAの方が、自分は自然な印象がして好きですね。日本の映像はどれも表情が硬いというか・・・まぁ、avexのダンスミュージックの典型的イメージなんでしょうけど。
「Atlantis Princess」詞の日本語訳、初めて読みました。小さい頃、色々夢見たりしていたことを「アトランティス」になぞらえて、「大人になって忘れてしまったの?」と自問自答している・・・そんな歌だったんですね。やっぱり、詞の意味がわかると、曲についての印象も随分変わります。「Milky way」も、話には聞いていたのですが、日本語バージョンとは全然意味が違っていたんですね。そもそも日本語バージョンは「Milky way」という言葉すら出てこないし、メロディだけ同じで題名変えた方が良かったんじゃないかってくらい違う内容の曲になっちゃってます。
BoAがデビューするにあたってのコンセプトというものは、彼女のデビュー曲「ID; Peace B」に現されていると思ってるんですけど、これも日本では全く違う意味になってしまってます。日本バージョンは、元dreamの松室麻衣が詞を手がけていて、それなりにいい詞だとは思うんですけど、元々の韓国バージョンに込められていた意味を考えると・・・「チカチカチュー」だって、本来は曲のテーマの一つ「ネット」を象徴する言葉だったのに、日本語バージョンでは意味不明なフレーズになっちゃってるし・・・
自分は曲が最初に頭に入ることが多いんですけど、詞もかなり重要視するタイプなんで、BoAに関しては日本語バージョンが悉く本来の意味を変えて作られてしまう現状にちょっと疑問を感じてます。
ちょっと話が反れました。韓国のBoAを知るには、1集、1.5集、2集、3集のアルバムを聞くのがいちばんいいとは思うんですけど、入門としてこのベストを聞くのも、初めての人にはお奨めかなと思います。日本のBoAだけ知ってる人とかね。詞の内容にも注目してもらえれば、既存の曲も今までと違ったイメージが持てるようになると思うし、おまけDVD(個人的にavexのこのオマケ戦略にもちょっと疑問なんですけど)に収録されてるPVも、日本とはちょっとイメージの違ったBoAを発見できるのではないかと思うので。