小泉首相の決断を求める国民大集会

北朝鮮拉致問題についての集会が2/24日比谷公会堂で行われてまして、その司会進行が櫻井よしこさんだということで興味を持って行ってみました。・・・が、人が多すぎて会場には入れず、外で個別に演説が行われているのを聞く事にしました。
拉致被害者家族の皆さん、そして拉致議連の国会議員の演説が延々と続きます。平沼氏、安倍晋三氏、鳩山由紀夫氏、公明党の人(名前失念)、西村眞悟氏・・・結構有名な議員の演説が聴けて、それだけでも価値ある内容でした。安倍氏は「この集会は朝日新聞は報道しないかもしれない。筑紫哲也ニュース23は報道しないかもしれない」と発言して笑いを取ってました。生で聞くとテレビでは聞けないいろんな話が聞けるっていうのは、これはライブとかと一緒ですね。
櫻井さんは会場内の司会だったので全然見れなかったのですが、終了前に飛び入りで参加されました。いつものテレビでの穏やかな口調とはガラリと変わって、非常に強弱のついた、なんというか「ダイナミックな」演説でした。この集会ではだいたい金正日政権を厳しく批判し、弱腰の小泉外交を糾弾するような内容がが多かったのですが、櫻井さんは北朝鮮脱北者から取材した話を持ち出し、「北朝鮮国民はアメリカと日本に期待している」と語っていたのが印象的でした。「圧力といっても、日本は石を投げたり、ペットボトルを投げたりなんて行為は出来ないんですよね。卵を投げるようなことになれば、その卵一つを食べられない北朝鮮の人々のことを思わなければなりません」みたいなことをおっしゃってて、かなり毒舌も効いてました。
会場の人達はやはり年配の方、中年の方が多かったかな? スタッフの人達は若い人が多くて、ボランティアなのかそれとも何かの団体さんなのか? 拉致被害者の方々の演説もたくさんありましたが、皆さん「プロ」レベルの演説内容でした。何度もやっているうちに演説技術が高まっていったのか、でも被害者として訴えるには、もうちょっと素人っぽい演説の方がいい気もするんですけどね。そういう意味では横田夫妻の演説は緊張具合とかかなり伝わってきて、つたない喋り方が故に迫ってくるものがありました。
韓国からの拉致被害者家族の皆さんも来られてたみたいですが、会場外では話を聞くことはありませんでした。現韓国政権は親北政策の為拉致問題について冷たい態度を取り続けていると聞きますし、現在の日韓関係もあって、なかなか発言はし辛い状況にあるのでしょうか?・・・
・・・なんかかなり冷めた書き方をしてますが、会場内ではかなり感情的に迫ってくるものがありました。これが集会の力ってものなんでしょうか? だからこそ余計に「冷静に、冷静に」って感情が自分には働きます。