SAStruts使ってみた

正直言って今までのS2系Webフレームワークは独自規格のものばかりだったので、「自分が」簡単にWebアプリの動作確認を行うのには向かないものばかりだったのですが(だからこの日記ではいつもServletで例を書いてました)、SAStrutsStruts+JSPベースなので、「自分が」サクサクと使うのにピッタリではないかと感じてます。Strutsの慣れ親しんだやり方は踏襲されてあるし、Strutsの嫌な部分(*.doのURL規則とか設定ファイル必須とか)は全部隠蔽されてあるところがお気に入りです。自分のような、どちらかというと標準規格寄りだけど、でもあまりJSFは好きじゃない系の人間にとっては、ストレスを感じることなく使うことが出来るんじゃないかと思います。今は生Strutsで仕事やってますが、次もし自分がFW選定から行える仕事をする場合は、高い確率でこのSAStrutsを選ぶんじゃないかな?
ただ、ちょっとSessionスコープが使いにくいです。特定のDtoをSessionスコープに定義して、そのDto経由でやりとりするのが標準パターンのようですが、これだと、JSPでスコープをpage→request→session→applicationと順に検索していく機能があまり役に立ちません。Sessionスコープ自体はあまり多用すべきでないと思っていますが、使用するときは特定の変数の下に置くのではなく、ELでいうところのsessionScope上に置くのが本来のやり方だと思います。まぁ、ActionにHttpRequestをDIしてgetSession().setAttributeすればいいんでしょうけど、結局キャストして使う羽目になるのが何とも・・・
あと、RailsPHPフレームワークを経験した後だと、URL周りのマッピング機能が弱かったりHTTPメソッドによるAction呼び出しのコントロールが無かったりするのが不満に感じてしまいます。JavaだとそういうのはJAX-RSでやる方向に行くのかもしれませんが・・・