偽装請負(裏派遣)が悪い理由

http://anond.hatelabo.jp/20081108215352
元メーカー営業で現在は開発業務主体の個人事業主の自分にとって、同感する部分が多い文章でした。元会社の経費を気にしていた立場として、現在も確定申告時にどれを経費に上げるかには気を使ってます。食事代などは明らかに業務上の会合用途でもない限り申請しない代わり、理工関連書籍を経費として挙げています(勿論趣味の書籍は入れません)。
働く環境としての問題は、労災関連は勿論ですが、最近は個人情報保護関連の誓約を問題視しています。個人名義で誓約書を書かせる職場が多いのですが、内容を確認すると損害賠償についての記載がどこも必ずあります。金額は個人支払いはとても無理な額であることが殆どです。
中でも問題視しているのは、その適用範囲が結構「起こり得る」ことが多いことです。過去開発したシステムの問題により情報漏えいした場合の賠償とか、結構書かれています。昔作ったシステムの環境の問題でセキュリティに穴が開いていたり、運用上の問題でミスがあったりとか、上記条件に合致することは容易に考えられたので、誓約を保留して内容を確認することがよくありました。担当者は大抵「あくまで問題を起こさない為のもので、この通りに損害賠償を起こすわけではありません」と応えるのですが・・・自分がシステムのセキュリティ関連プロパティの置き場所とか、運用システムのメンテナンスアップデート条件に気を使うのは、この為でもあります。会社員として開発の仕事をされている方には、いまいちピンとこない問題のようですが・・・
開発者になってみて、職場環境のあまりのいびつさに色々びっくりすることが多かったですね。あれこれ考えた結果、現在は直接の取引先の請負物件に絞って仕事をしています。結果Javaの仕事から離れがちになっていますが、元々エンドユーザに満足されるシステムを提供するのが目的なので、言語がどうとかFWがどうとかは二の次で考えざるを得ないのが現状ですね・・・