安室奈美恵「ALARM」(ASIN:B0001FACZW)

ALARM (CCCD)
雑誌「Invitation」に載っていた安室のインタビューを読んで、ここ最近自分が安室のことを気になっていた理由が、やっと分かった気がしました。安室は、自分が再びJ-POP聞くようになったキッカケの人であり、ダンスパフォーマンススタイルのアーティストにハマった最初の人でもあり・・・あらゆる意味で、自分にとって「ルーツ」的な存在の人でした。この「ALARM」を聞くまでは、最近のテレビ出演等を見てても、あまり心惹かれるものが無かったんですけど・・・この曲には妙に心惹かれました。多分・・・無意識のうちに、少しずつ今の安室のスタイルが気になり始めてたんだとは思います。BoAがラジオで今の彼女のスタイルを絶賛してたのを聞いたのも、今にして思えばキッカケの一つだったのかな?
自分にとってルーツ的な存在だった人を、再び、純粋に「カッコイイ」と思えるようになったことが、何だか妙に嬉しかったりします。なんだか・・・懐かしい場所に戻ってきたって感じがして。
「Invitation」から一部引用

歌いながら踊りたいって思ったのは、もちろんジャネットを見てからですけど、ビヨンセや、アリーシャ(・キーズ)やアシャンティや、ブリトニー(・スピアーズ)も(クリスティーナ・)アギレラもよく聴きます。邦楽はほとんど聴かない。洋楽でもメンズは全然聴かなくて、女性ものだけ。いいから聴くってのもあるけど、一番の理由は、自分と同じパフォーマンスをする側の人たちが、今どんなことを主張したくて、どんなことをしてるのか、すごく知りたいから。彼女たちは一瞬の迷いもなく、自信に満ちて、見せることに徹底してる。それをやりきれちゃうのがすごい。自分もカッコイイことしたいのに、この人たちはさらに上をいってるなぁ、って。そのカッコよさから、自分・・・に合ったものを探すのが、一番大変ですね

そのまま解釈すると、単に模倣先を探してるようにも感じてしまうんですけど、多分そうじゃなくて・・・「上にいる人達」というのをしっかりと意識して、自分の位置を確認して・・・「じゃあ自分はどうしていきたいのか? これからどうなっていきたいのか?」というのを、ここ数年の彼女はずっと模索していたのではないか?・・・そんな印象を持ちました。
多分、まだまだ完成形ではないんでしょうけど・・・迷いなく一つの方向に向かっている今の彼女の姿が、純粋に「カッコイイ」と思えます。そして、この姿こそが、今まで自分がハマってきたあらゆるアーティストに見せて欲しかった姿だったんだろうなと感じました。「どこに向かっているのか?」がハッキリ見えている人は、やっぱり強いと感じるし、それだけで自分には凄く輝いて見えます。
もうちょっと早く気付いていたら・・・ライブ見に行ってたんだけどなぁ。まぁ、しょうがない。DVD発売を楽しみにしてます。