スヨン「最後のわがまま」(ASIN:B00024ZB62)

最後のわがまま   (CCCD)
6/23のイベントは、仕事のせいで行けませんでした。凄く残念・・・
日本デビュー曲「最後のわがまま」は、オーソドックスなバラード曲。一見平凡な曲にも感じたんですけど・・・何故か、何度もリピートしてしまいました。
多分、スヨンのボーカルが、自分の好みと凄くマッチしてるんだと思います。日本に来てすぐということで、彼女の言葉には訛りが少なからず感じられるんですけど・・・スヨンの場合は、そのボーカルセンスで、「訛り」すらボーカルの特長にしてしまってる・・・そんな印象を感じました。本当に・・・歌上手いなぁこの人・・・
今までBoAの活動を見てきて、英語圏でない外国の歌手が日本で成功する為には「日本語」という壁を超えることがどうしても必要になるんだってことを実感していたのですが・・・スヨンのアプローチは、BoAとは若干違ってる気がします。彼女には・・・日本語スキルと関係なく、自身の「歌」を届けるボーカルセンスがある。彼女は、多分日本じゃなくても、どんな国でも、その国の言葉を少し覚えれば・・・歌っていける・・・そんなタイプの歌手なんじゃないかって気がしました。
チョナンカンとのインタビューの中で彼女は・・・

音楽チャートにこだわるよりも、お客さんに「日本で唄い続けてくれないかなぁ」「韓国でも日本でも、イ・スヨンという歌手は愛されてるなぁ」と、そう思われる様な歌手になりたいです

こう語っていたんですけど・・・彼女の歌を聴いて・・・何となく、その心境に触れられた気がします。たとえどの国にいても、その国で「歌っていて欲しい」と思われる歌手になりたい・・・少なくとも自分は、この歌を聴いて・・・彼女の歌を、もっと聴きたいって思いました。
2曲目は、「ホテル ビーナス」でも使われた「La La La」の日本語バージョン。韓国語バージョンと比べて・・・あまり違和感を感じませんでした。当然、言葉の違いによる印象の違いはあるんですけど・・・何というか・・・「バラード」という曲のせいでしょうか、日本語版の詞のおかげでしょうか・・・外国の歌の日本語バージョンを聞くときに感じる、特有の「変な違和感」が感じられませんでした。こういうところも、このスヨンという歌手の特長なのかな・・・言葉の違いということを感じる以前に、彼女のボーカルが第一に耳に残るんです。なんだか、新しい感覚・・・