BoA LIVE TOUR 2004-LOVE&HONESTY-(ASIN:B00027LI66)

BoA LIVE TOUR 2004-LOVE & HONESTY- [DVD]
久しぶりにタワーレコードに行って、BoAのライブDVD、DA PUMPのアルバム、ごっちんのシングル&DVD、そして・・・衝動買いでマツケンサンバ買ってしまいました(汗)店頭で健さんのバッジを頂きまして・・・思わず吹き出してしまいました(笑)これ、どうしよう・・・


さて、まずはBoAのライブDVDを鑑賞。
基本的にWOWOWでのテレビ放送(id:da-yoshi:20040507#p1)のときと同じ映像(※追記:インタビューは入ってません。基本的にライブ映像のみです。紛らわしい書き方してすみません)。ただし、WOWOWは、ライブの山場ともいえる曲「OVER」がカットされていたので、これが入ってるのはかなり重要ですね。あと、自分はアナログWOWOWで見たのですが、やはりDVDだと映像も音声も随分違います。WOWOWの音は、ライブで聴いた時とはかなり違ってて、そこに違和感を感じたりしたんですけど、DVDはドルビーデジタル5.1chで収録されてるので、かなり生で聴いた時に近い感覚でライブ鑑賞することが出来ました。デジタルWOWOWで保存してる人ならまた違うんでしょうけど、アナログでしか見てない人には、かなりお勧めの一本だと思います。
では、WOWOWに無かった映像を中心に感想など。
「Easy To Be Hard」ダンサーさん達が結構真面目に小芝居やってるところ(笑)と、後はやっぱりBoAのミニスカ姿でしょうか? 正直言って、個人的にはこの部分については・・・「新しいイメージにチャレンジしたのは買うけど、なんかやり切れてない印象」を感じます。今までのavexBoAイメージ戦略って、ちょっと尖ったような冷たい印象が多かったと思うので、それとは全く違った一面を出したくて、今回のような衣装にチャレンジしたんだと思うんですけど・・・何というか、「恥じらい」が抜け切れてない印象を感じました。ミニスカで踊ること自体は、別に他のアーティストもいくらでもやってることなんで(安室はミニ系衣装大好きみたいだし、この前見たイ・ヒョリのミニ衣装も凄く似合ってました)、今回のレベルだと、単なるファンサービスで終わってしまった感があります。別に似合ってなくてもいいから(笑)、やるんだったら思いっきり元気よくやってくれたら、こちらも何も考えずに「こういうBoAもいいね」って言えたと思うんですけど。
「BAND INTRODUCE」一人一人の見せ場が、ちょっと短かかったような気も・・・こういうのあまり好きじゃない人もいるかと思いますが、これも、どうせやるなら会場が驚くくらいに派手な演奏を見せても良かったんじゃないかなって気がします。洋楽系のライブでは、こういうシーンでバックバンドが凄い演奏聴かせてくれることも多いし。
・・・あと、今回はTESSEYさんのマジックが完全収録されてました(笑) 本当は、あの後Mr.T氏が思いっきり驚いた表情をしてて、そこをカメラがバッチリ捉えてたはずなんだけど・・・出来ればそこまで再現して欲しかった(笑)
「OVER」ライブでの大きな山場シーン。ようやく映像として鑑賞することが出来ました。ただ・・・生で見たときと、今DVDで見たときとでは、その印象に微妙な違和感がありました。なんというか・・・BoAのマイク越しに聞こえるボーカルの鳴り方が気になるというか・・・
多分・・・先日、韓国で聞いた生歌での「My Prayer」と、無意識のうちに比較してしまってるんだと思います。BoAの日本語のボーカル自体は、年々着実にレベルアップしていってると思うんですけど・・・やはり、ネイティヴで歌ってるときとは、微妙に鳴り方が違う気がするんですよね。非常に微妙な感覚だとは思うんですけど・・・BoA自身、そろそろ「韓国からやって来て頑張ってる女の子」という視点で評価してもらう時期は、もう終わりのような気がするので。日本語ボーカルが上手くなってきたからこそ、ネイティヴの時と変わらない、微妙なボーカルの感覚まで掴んで欲しい・・・と、今はそう感じます。イ・スヨンのように、日本に来ていきなりネイティヴと同レベルのボーカルで歌える人だっているんだし・・・
BoAの場合は、あまりにも幼い頃から日本語について学んでいたが為に、本来のネイティヴのボーカルとは違った形で、日本語ボーカルが定着してしまった・・・のかもしれません。それが全く違和感のない定着の仕方だったら良かったんでしょうけど・・・彼女の日本語発音は、かなりの訛りがあるので・・・バラードを歌っていると、特にその違和感が出てきて・・・人によってはそのボーカルが受け入れられないこともあるかと思います。実は・・・以前の自分もそうでした。彼女のボーカルに違和感を感じて、あまり好きになることが出来ませんでした。勿論、今では彼女のバラードは大好きなんですけど・・・ある種の「違和感」というのは、今も消えてない・・・それを、今回のDVDを見て、再び実感したところがあります。
・・・うーん、かなり脱線してしまった上に、あまり良い事を書いてないなぁ(汗)
ライブツアー終了直後は、ほぼ満足の心しかなかったのに、今見ると、色々次の目標について考えてしまう・・・その理由は、やはり、今の韓国でのBoAの活動を見ているからだと思います。既に、今年のツアーさえ、当時と比べたら過去のものになりつつある・・・だからこその、今回の自分の、この印象が出てきたのではないかと。


ついでだからもっと要望っぽいことを書いてしまうと・・・今回のツアーでのBoAは、「観客を盛り上げる」ことに熱心になり過ぎの感を、ちょびっと感じました。決まったダンスの無いシーンで、盛んに観客に向かって大きく手を振ったり、手を叩くしぐさをして、同じ動作を煽ったりしてるんですけど・・・そういうシーンが、少し多すぎるんではないかと。確かにBoAのライブは、その収容人数に比べて客がすっげー静かなんですけど(汗)、そこを無理矢理盛り上げようとするんじゃなくって、一度開き直って、ステージングを「魅せる」ことに徹した方がいいと思います。手を振ったり手を叩いたりすることは、別にBoAのライブじゃなくてもどこだって出来るけど、BoAのダンスを見たり、歌を聞いたり出来るのは、彼女のライブでしか体験出来ないんですから・・・「自分にしか出来ない・見せられないこと」に、もっとこだわって欲しいし、もっと強烈にアピールしてくれてもいいんじゃないかな? それこそ、今韓国で思いっきりダンスの技を披露してるみたいに。
あと、やはり「Everything Needs Love」は、これを歌うこと自体が大きな冒険だったと思うし、この1曲を選択したこと自体を大いに買ってるのですが・・・やはり、どうせやるんなら「演出」までもっとこだわって欲しかったなと(汗)この曲で、頭の上で手を叩くっていうのは・・・ちょっとカッコ悪いんじゃないかな・・・と(大汗)ボーカルはとても惚れ惚れしたので、次は是非映像的にも惚れ惚れさせて欲しいなと思います。


そうそう、書き損ねてましたが・・・ダンサー紹介シーンも何気に見応えありますね。トップバッターのERIKAさん・・・映像で見ると、綺麗な人だったんだなぁと・・・近くで見れなかったのがちょっと残念。ラストの片手倒立プレイ?は、初めて見たときはかなり驚きました。後は・・・やっぱりSONNYさんでしょうか? 近くのカメラで見ると、何か変な生き物みたいな動きしてますね(笑)


なんかどんどん文がぐちゃぐちゃになって、まとめづらくなってきましたが(汗)、1stライブと比較したら、比較にならないほどレベルアップしてます。BoAを知らない人にとっては、現在のBoAに最も「近い」パフォーマンスを見ることが出来る作品だと思います。ただし、現在のBoAを知る人にとっては・・・何度も生で見て、思い入れたっぷりだった筈のこのライブも・・・「通過点」でしかなかったんだなと、今となっては感じます。より先に、次のシーンに対する興味の方が、今は大きくなってきたかな?