DA PUMP「疾風乱舞-EPISODE II-」(ASIN:B00027LIDY)

疾風乱舞-EPISODE II-(CCCD)(DVD付き)
DA PUMP初のセルフプロデュース作品ということで、かなり期待して買ったんですけど・・・期待通り、かなり盛り沢山なアルバムでした。「琉STYLE」の後、数曲スローテンポな曲が続くのがちょっと気になったんですけど、通しで聞くと、さまざまなジャンルの楽曲がてんこ盛りで、凄く聞き応えのあるアルバムだと思います。
「Caliente Baile」ラテン系の曲にISSAのボーカルが凄くマッチしてますね。このリズムに、RAPが全く違和感なく溶け込んでいたのが、かなり新鮮に感じられました。
「Make it hot'04」。メロディラインは英語詞、RAPになると日本語がたたみ込まれるように出てくるのが面白いですね。曲自体はそれほどアップテンポじゃないんだけど、詞にスピード感を感じます。
「Your Song」ゴスペルチックなメロディに三味線の音が入るというのが、今のPUMPらしいっていうか・・・こういう曲調事態は、富樫さんプロデュース時代から多かったんですけど、今はそれに一ひねりも二ひねりも入ってるのが面白いです。
「轍」まるで和風のゲームミュージックのような曲調。PVで見たときは、とにかく4人のパフォーマンスに圧倒されたんですけど、CDで聞くと、真直ぐな詞に心を引かれます。彼らの詞(KENが大部分を書いてるそうですが)、ひねくれてなくて真直ぐな内容が多いのが、自分好みです。
最後の曲は「波風」歌っているのは、沖縄シンガーの大城美佐子さん、そして伴奏を務めているのがDA PUMP・・・面白いことするなぁ・・・
勿論、先行曲の「琉STYLE」「GET ON THE DANCE FLOOR」も、アルバム内で重要な位置を占めてました。
和楽がアルバムのテーマみたいですが、ざっと聞いた感じでは、和の音は重要なシーンで出てくるけど、どちらかと言うと様々な国の音楽をモチーフに、そこに三味線を入れてみたり、PUMPらしいRAPを入れてみたり・・・盛り沢山のようで統一感もあるという・・・とにかく「面白い」一枚に仕上がってると思います。やっぱり、セルフプロデュースってことで、1曲1曲に手抜きが無いというか・・・何か含みがあったり、狙っていたり、真正面からテーマをぶつけていたり・・・「やりたいことをやってる」という喜びに溢れたアルバムですね。うん・・・聞いてて気持ちいい!
「DANCE STYLE」での彼らのインタビューを読みましたが、セルフプロデュース体制になっての彼らの目標は、「パフォーマンス」を極めることだそうです。自分たちがパフォーマーであることをいつも意識している、そんな彼らがセルフプロデュースするからこそ、面白いものが出来上がってきたんだなということを実感。このグループ、これからどんどん面白くなりそう・・・まずは8月のライブへの期待がめちゃくちゃ膨らみました。