週刊新潮 櫻井よし子『続「韓国」最新レポート(中編)』

先週は盧武鉉政権の危険性に対する警鐘がテーマでしたが、今回は次期大統領候補の一人と言われている、ソウル市長李明博(イ・ミョンバク)氏の特集記事でした。
この記事で初めて「清渓川(チョンゲチョン)復元事業」について知りました。現在の日韓問題とかそいういうの抜きにして・・・これは凄いですね。非常に簡単に言うと、高度成長期にコンクリートの壁で閉ざされ、上に高速道路を作られて消えてしまった清渓川を、逆に高速道路・コンクリート壁を撤去して復元しようという計画だそうです。計画といっても、2003年に工事が始まって、今年中には完了予定だそうで・・・これほどの規模の、しかも前例を見ないような「河川復元工事」を、ここまで短期間で問題なく実行できるものなのか・・・
この事業については、みずほ情報総研のレポートがわかりやすかったです。世界各国の都市再開発事業関係者にとって非常に参考となる事例だというのも頷けます。最近の日本では国土計画はとかく「ばら撒き行政」の象徴として悪のイメージが付きがちですが、こういう先進的な都市計画というのも存在するのか・・・っていうか、自分が知識無さすぎなんでしょうけど。
正直、今の盧武鉉政権は完全に日本の敵対勢力になったばかりではなく、最近の大統領の言動を見ても、最早「信用に値しない」レベルになってしまったと感じてますが・・・一方で韓国にはこれだけ合理的な政策を実施できている政治家もいるってことか。櫻井さんのレポートに信条がそのまんま振り回されすぎな自分ですが、それでもこの件は知ることが出来て良かったと思います。