血と骨

北野武監督作品はあまり見ていない自分ですが、俳優としてのビートたけしは好きです。この映画では「俳優ビートたけし」の暴力的な魅力が満載でした。とは言え、あまりにも暴力的な映画で、見終わった後、少し胸焼け的な気分に陥りましたが・・・
オダギリ・ジョーが共演者だったので、てっきり彼がたけしと骨肉の争いを演じるのでは?と思っていたのですが、前半であっという間にフェードアウト。しかし二人の乱闘シーンはかなりの迫力でした。
日本の戦後史の、今までちょっとタブー的なことを敢えて色々と描写しているのですが、まぁなんだろうか・・・それについて特に何か感じさせるような演出でもなく・・・只ひたすら主演のたけしの暴力と彼に振り回される家族たちを描いている映画でした。なんというか・・・感想なし。