郵政民営化について2

情報の出所をある一つの場所からのみ頼るのは危険だとは思いますが、それでも手っ取り早く分かり易く物事を知りたい・紹介したいときには、このAll Aboutってサイトは便利だなと思います。また、様々な人の意見が聞きたいときには、こちらも偏った情報だと認識する必要はありますが、2chは非常に便利だなと感じます。
郵政民営化論については、前に書いたように小泉が首相ではなくYKKの一角で「変人」と言われてた頃に強く興味を持っていたので、最近の動きについてはあまり詳しく知ってるわけではありません。郵政民営化構造改革の本丸だと言われる理由は、All Aboutの説明にもある「巨大な公的金融の存在による日本経済の歪み」であり、2chで議論されてるようにその「公的金融」を利用した巨大な利権を根本から断ち切る為のものだと言われています。また、「公的金融」を民営化するという改革の危険性が多数指摘されているのも事実です。郵政民営化の本来の狙いと、その問題点をしっかり認識し、その上で選択することが重要な筈なのですが、どうもそういう話に結びつかず、すぐに「地方切捨て」の議論になってしまうのは何故でしょうか? 地方のド田舎出身として、地方をネタに利権を正当化するような主張には強く憤りを感じます。
民営化によって地方や過疎地のサービスが縮小されることは当然起こり得ることで、それを理由に反対している人達(特に民主党自民党郵政族)が沢山いますが、現実問題として、郵便事業郵便貯金事業も現時点で民間でもある程度代替出来る状況にまで来ています。先日自分が言った都市銀行のメインバンクサービスやネットバンクサービスは、郵便貯金事業を完全に補完できるものではありませんが、地方銀行も今やネットバンクサービスを相次いでやっているし、コンビニATMネットワークもかなり広まりつつあります。遠くない将来、郵便局ネットワークに負けない民間の金融サービス網が実現するのではないかと個人的には思っています。まぁ、その原動力となっている「コンビニ」が地方に増えているという現実は、地方の無計画な乱計画による「地方破壊」という新たな問題の側面でもあり、この問題も地方出身者として見過ごせない話題でもあるのですが、まぁこれは話が逸れるのでまた後日にでも・・・