Seasar Conference 2006 Spring
日曜日開催ということで行ってきました。簡単に感想など
キーノートセッション
ホットdeployに注目。現在のプロジェクトがHibernate使ってる関係で、初期化処理が重くて重くて・・・これがあったら非常に便利だろうなと思いながらデモを拝見してました。
Teeda
セッションの中で「他のJSF実装との機能比較ではなく、現在のデファクト(Struts)の機能を全て満たす為の機能比較を行っている」という部分を強調されていたことが印象に残りました。Strutsの例外処理を例に出されてましたが、この機能がJSF仕様に無いことを知りませんでした。たしかにこれが無いと凄く困ります・・・セッションでも強調されてましたが、まだまだJSF仕様は全てを網羅出来てないというのは本当みたいですね。
家に帰った後でTeedaのドキュメントを読んでいて気になったのですが、StrutsのTransactionToken機能はどうなんだろう? JSF仕様はこれも漏れてるみたいなんですが、Teedaで用意されてると嬉しかったりします。
あと、JSライブラリの「Kumu」が非常に気になりました。個人的にprototype.jsに注目していて、簡単に触ってみたりしていました。しかしTeedaでは独自ライブラリを採用するということで、セッションを聞くまではその理由がよくわかってませんでした。S2に登録されたコンポーネントを簡単にAjaxから呼び出す為だったのですね。なるほど・・・これが出来ればかなりインパクト大きそう。
View部分に対するUnitTestを強調されていたことにも注目しました。たしかに、今のプロジェクトの開発チームはロジッククラス以降の単体テストは行っているものの、Viewについては目線確認で済ませてしまっています。これじゃいけないんだろうなと思いつつ、今は有効なUnitTest環境を提供できていませんでした。ViewのタグレベルでしっかりUnitTestが出来るようになれば、画面作成の品質が随分変わりそうな気がしますね。
S2Axis2
以前DIコンテナを使ってなかった頃にAxis1.1の調査を行ったことがあります。そのときはAxisの設定ファイルと格闘しながら動かしていたのですが、S2Axis2のデモはdiconファイルで全てが完結していて、凄く簡単そうでした。RESTにも対応しているというのは知りませんでした。もし今後Webサービスをやることがあれば、是非使ってみたいツールです。
S2EJB3Unit
仕事ではS2TestCaseを使っていたのですが、永続化クラスを使った検索処理のテストでは、ExcelをEntity毎に分割し、テスト用に作成したComparatorで並び替えてテストしていました。これが結構面倒なんです。なので、S2EJB3Unitが提供する、結合Entityを含めて一度に比較出来る機能は非常に魅力的です。JPAを使った単体テストには必須のツールになるのではないかと思ってます。
EJB3時代のERDレッスン
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実際JPAを触ったことがある関係で、セミナー内容とJPAとの関係付けは非常に意識しやすかったです。もしJPA利用を前提にテーブル設計が出来れば、関連テーブル名や結合カラムなどは全て規約で名前が決定しますから、非常に簡単に構築が出来るだろうなと想像することが出来ました。ただ、その為にはまずJPAが広まらなければいけないし、その為にはもっとJPAは使いやすくならなければいけない・・・Hibernate EMを使った感想のときと同じ結論なのですが・・・それらの解がKuinaとなるのでしょうか。