モーニング娘。コンサートツアー The BEST of Japan 夏〜秋’04 at 横浜アリーナ

日曜日の公演に行って来ました。アリーナBブロック。アリーナ席の中ではステージから最も遠いところでした。土曜日はかなり空席が目立ってたそうですが、日曜の夜はほぼ全席埋まってました。横浜アリーナでライブが出来ること自体凄いことですから、まぁ日曜日が埋まっただけでもいいんじゃないかなとは思います。
今回はセンターステージのような工夫はなく、オーソドックスな前面ステージのみでした。先日の松浦代々木コンのように遠くの客席に対する工夫も特にされてはおらず、遠目から見ていると前面のディスプレイ以外あまり見れるところがありませんでした。春のツアーが本当に趣向を凝らし、様々な挑戦を行っていたことを思えば、やはり残念な内容だったと言えます。
がしかし、個人的にはかなり楽しめました。特に中盤以降の展開はかなり自分好みでした。「抱いて HOLE ON ME」や「サマーナイトタウン」等、自分が大好きな初期の曲を歌ってくれたのですが、それが単なる自曲カバーに終わっておらず、5・6期メンを中心にした新しい形になっていいました。初期のナンバーを新鮮に歌うことが出来るグループになっていた、そんな印象を持ちました。高橋さん、ミキティ、田中さん、亀井さんと、個性的なボーカル陣が成長してきたことにより、今までとは違った「聴かせる」グループとしての一面が少しずつ出てきた気がします。地味な変化だけど、一人一人の歌とダンスがトータル的にアップしている印象でした。
あと、最近のシングル曲「浪漫」や「愛あらばIT'S ALL RIGHT」や「GO GIRL」は、どれもライブで聞く度に好き度が増してくるというか、スルメのように味わいが増してくる曲ばかりですね。ラブマ以降の全盛期路線の色が消え、初期の曲調と最近の代表曲群が似合う、全く新しいグループに生まれ変われる・・・そんな前兆を感じさせてくれました。ライブ演出という面では大きく後退したように見えたライブでしたが、その一方で、新メンバー体制で新たなグループとしての顔が出来つつあるのかなって気もしました。
個人的に良かったのは・・・やはりミキティのボーカル好きとしては「シャイニング」そして「サマーナイトタウン」。あと、終盤の「シャボン玉」では、れいなの歌の入り方が非常に気持ちが入っていて、この子は自分の勝負所がわかってる人だなって思わされました。
亀井さんと重さんも非常に目立ってましたね。重さんは身長が伸びたこともあり、ダンスが非常に大きく感じられます。亀井さんはボーカルが特徴的なので、グループの中でもいいアクセントになってると思います。
さて、今回は新曲「涙が止まらない放課後」も聞けました。ボーカルは石川さん、紺野さん、ミキティ、そして重さん・・・す、スゲェ(汗)いやぁ何というかこれは・・・小倉のゆうこりんと対抗したいのかな?(笑)そういやゆうこりんがPOPJAMに出たとき、つんく♂がやけに絶賛してたし・・・
個人的には楽しめたライブでした。後ろの席だったし演出としては不親切な面が目立ちましたが・・・ステージ上の面々の成長振りを見せてくれるライブというのは、自分的には凄く好きなライブなので、今回は不満より満足度が高かったです。ただ、今回は自分の趣向的な部分で気に入ることが多かったので、一般的にどうかというのはよくわかりませんし・・・春に見せてくれた様々な挑戦については、来年にでもその続きを見せてくれたらより嬉しいですね。