覚書

またまた時間がない仕事状態に突入してしまいました。書きたいことがいろいろあったのだけど、とりあえず覚書ということで・・・

竹島問題

過去の歴史上の領有については、双方が相手の証拠資料の有効性を否定してる為、どちらが正しいかは別として、第三者国際司法裁判所等)の判断を仰ぐまでは、それは確定事項とは言えないと思います。
竹島問題の肝は「韓国側が主張するように、竹島領有宣言は日本の侵略の第一歩だったのか?」という部分ではないでしょうか? それがクリアされれば、領土問題と歴史問題がリンクするかどうかがハッキリしますし。韓国側の主張は、「1904年08月22日に調印された第1次日韓協約によって、1905年の日本の竹島領有に対して異議申し立てが出来なかった。だからこれは屈辱の歴史の第一歩なのだ」・・・ということ。対する日本側の反論は「当時の韓国はあくまで独立国であり、日本が外交面を担当するようになったのは1905年11月17日の第2次日韓協約からだ」ということらしい。・・・では、第1次日韓協約とはどのようなものだったのでしょうか?
中野文庫さんの日韓協約の項を見ると、

一 韓国政府ハ日本政府ノ推薦スル外国人一名ヲ外交顧問トシテ外部ニ傭聘シ外交ニ関スル要務ハ総テ其意見ヲ詢ヒ施行スヘシ
一 韓国政府ハ外国トノ条約締結其他重要ナル外交案件即外国人ニ対スル特権、譲与若ハ契約等ノ処理ニ関シテハ予メ日本政府ト協議スヘシ

・・・うーん・・・少なくとも日本が外交顧問を派遣する権利を持っていたのはたしかみたいですね。・・・この「第1次日韓協約」に対する突っ込んだ日本側の見解を探していたのですが、見つかりませんでした。どなたか詳しい方がいたら教えてください。・・・少なくとも現時点で自分個人は、領土問題の決着は別として、過去の侵略歴史と結びつけて考えるという視点での韓国側の主張を全て否定することは出来ません。

教科書問題

日本の右傾化右傾化ってよく言われるけど・・・その根底にあるのは、今まで左系思想を主張して国民に幅広い支持を獲得していたメディア(ようするに朝日新聞)が数多くのプロパガンダを行い、その中で許されぬ捏造を繰り返していたことが明らかになったから。ここだと思います。従軍慰安婦南京事件・・・歴史問題で必ず出てくるこの問題を、日本側はかつて首相自ら謝罪しておきながら、なぜ今頃になってコソコソ歴史から隠そうとするのか・・・相手側の一般市民の人たちはそう思って怒っているのではないでしょうか? 日本がそこに拘るのには理由があるのですが、それを国の総意として掲げるには、まだ世論は大きく分かれすぎています。日本がまず向かうべき相手は北東アジア諸国ではなく、国としての総意を一つに出来るかどうかの、国内の戦いじゃないのかな・・・
そして、もし仮に国の総意としての右傾化が決定的になったとしても、自虐史感からの脱却が「歴史の暗部の否定・隠滅」にすりかわってはならない。そういう兆候は既に出てきているし、その点においては、北東アジア諸国からの圧力は決して日本にとってマイナスばかりというわけではない。
そう思うと・・・「信頼を失い国民から見放されつつある左系思想の建て直し」が、本当は最も大事なような気がします。既存の団体(民主党日教組橋本派etc)から離れた、全く新しい思想グループが必要なんでしょうけど、現在はその兆候も見えないな・・・