アップルの音楽配信、4日で100万曲達成

現在、日本での最大手は、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)など大手レコード会社が出資するレーベルゲートの手がける「Mora」で、月間ダウンロード数は約45万曲。iTMSはその倍以上を4日間で達成した。

どうやらいきなり圧倒的な差がついたみたいで。如何に多くの人間がiTMSを待ち望んでいたか。逆に言えば如何に既存の音楽ダウンロードの仕組みが支持を得られてなかったかの証明にもなると思います。
音楽業界が不振の理由を違法ダウンロードに求め、CCCD等の方策により「顧客を取り締まる」方向に進んでいった間に、欧米ではあっという間に音楽ダウンロードがiTMSによって常識化し、そしてその新しい常識の勝ち組であるアップルは、旧世代の考えから抜け出せなかったソニーを打ち破って新たな音楽文化の象徴となりました。新たな時代の流れをチャンスと捉えるか、既存利益基盤の脅威と考えるか、ビジネスの世界は守りに回った方が負けるというわかりやすい例だったのではないかと感じます。