安室奈美恵 Space of Hip-Pop at 東京国際フォーラム

土曜日に国際フォーラムで行われた安室奈美恵のライブに行って来ました。安室のライブに行くのは5年ぶり。前回は出産復帰後初のライブで、客層は如何にも元アムラーっぽい女性が殆どだったのを覚えてます。今回のライブも女性が圧倒的に多く、男性トイレが臨時で女性トイレに変わってるくらいだったんですが、でも客層はかなり多様化してる気がしました。昔からのファンが客層の大部分を占めるようなライブは、客席からそういう雰囲気が漂ってくるものですが、今回のライブはそういう雰囲気はあまりなく・・・自分の勝手な印象ですが、初めて安室ライブに来た人がかなり多かった気がします。20代の女性がいちばん多かったかな? 全体的に落ち着いた雰囲気でした。小さなお子さんを連れた家族連れもちょくちょく見かけましたが、お母さんがファンだったのかな?
以下、軽くネタバレ
アルバム「Queen of Hip-Pop」を中心とした構成。ステージはシンプル。左側にバンドメンバーが配置され、取り囲むようにセットが組まれてました。ステージ中心がメインのダンスフロアで、右側にも踊り場的にダンスステージが設けられてました。完全にダンスメインの舞台演出。ダンサーは6人くらいだったかな? 少数精鋭とという印象。
安室の衣装デザインは、DVDで見た「SO CRAZY」ツアーと同じイメージ。シックなミニの衣装が多かったです。
前半は「Queen of Hip-Pop」曲順そのままの構成。ダンスは全体的に軽め。「Wo Wa」ではピンクパンサー(の着ぐるみ)も登場して、安室と一緒に踊ってました(笑)
前半の自分的ツボは「the SPEED STAR」。アルバムに入らなかった関係で最近聞いてなかったのですが、やはりこの曲はカッコイイ。そして「Violet Sauce」。新曲のカップリングなのかな? ごめんなさい、シングルは買ってないので初めて聞きました(汗)安室の楽曲の中ではかなり異色なイメージ。
中盤、「Don't wanna cry」が始まると、それまでちょっと大人しめだった客席が一気に盛り上がる。今回は、過去の楽曲を一気にやるんじゃなくって、新旧織り交ぜたようなセットリストになってました。この曲の後にやった「ALARM」がかなり良かった。自分が再び安室に興味を持つキッカケになったのがこの曲だったんですが、ライブで聞くとかなりの迫力でした。やっぱりテレビとは全然違いますね・・・
この後も新旧織り交ぜて激しいダンスナンバーが続くのですが・・・あまりにも連続して続くのでだんだん心配になってきました・・・いや、最近の安室ライブがノンストップなのは知ってはいたのですが、いざ生で見ると改めて凄い。終盤になると、踊り終わったあとちょっとヨロヨロしながら歩いたりしてて(汗)、ホント毎回限界ギリギリまでやってるんだなというのを実感します。「You're my sunshine」ではいつものように張り上げて歌い、かつ激しくダンスする。一時期、昔の楽曲のキーが出なくなったように見受けられた時期があって、「もう昔の歌は歌わなきゃいいのに」とか思ってたんですが・・・今日のライブを見る限り、声量は別として、以前の声域は完全に取り戻してる気がしました。なんというか・・・「充実してる」オーラが彼女からガンガン出てました。
「Say the word」ラスト2曲なのにダンスが緩まない。歌ってる中で自然にハイキックしてるところとかカッコ良かった。そして本編ラストの曲は「NO」。今回のアルバムではこの曲が一番好きです。ダンスがかなり斬新というか、ダンサーとチームになって、複雑に立体的に動くようなダンスで・・・なんというか、面白かった。あの曲だけの為に、もう一度生で見てみたいと思ったくらい。
アンコールは「なーみえ、ヒュー」なのか「なーみえ、フォー」なのか(笑)よくわかりませんでしたが、かなり盛り上がってました。落ち着いてるんだけどちゃんと盛り上がる客層だったので凄く居心地が良かったですね。
アンコールは「Put'Em up」から。今回のライブは前作「STYLE」からの曲も多かったですね。そして「CAN YOU CELEBRATE?」。随分とシンプルなアレンジで、安室が淡々と歌い上げるような演出になってました。ラストの1フレーズを歌うところで安室が溜めて、キーボードの方を見て・・・何かツボにハマったのか、いきなり吹き出してました(笑)雰囲気台無し(笑)・・・
ラストは新曲「White Light」「I Love You」で締め。アンコールは全体的に軽い雰囲気でしたね。2時間10分程のライブでしたが、かなり内容は濃かったです。久々の安室ライブでしたが、昔から好きだったとかそういうの抜きにして、すごく純粋に楽しめました。最近ライブにはあまり行かなくなったのですが、年に1・2回、こういう濃いライブが見られればいいなと思いました。