民主党代表選挙

民主代表選 若手推す前原氏出馬 菅氏も支持の可能性(産経)

民主党内の「世代交代」を求める若手・中堅議員グループは十四日、辞任表明した岡田克也代表の後任を決める代表選に前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)を擁立することを決め、前原氏も仙谷由人政調会長に出馬の意向を伝えた。また、再登板に意欲的だった菅直人元代表(58)は同日、前原氏を支持する可能性を示唆した。一方、小沢一郎副代表(63)は十五日にも正式に出馬を表明する考えで、新代表は「話し合い」ではなく、投票で選出される流れが加速した。

菅氏の当選直後のインタビューを聞きましたが、今回の結果はマスコミのせいだと、激しくマスコミを罵ってました。何というか・・・何でも他人のせいにするような人間に今の民主党を再生出来る筈がないでしょう。民主党が一枚岩じゃないことぐらい国民はとっくの前に知ってます。左から右まで議員の幅が広いとか肯定的に捉えられることもありますが、自分にとっては「いったい、党としてどっちの方向を見てるのかわからない」というマイナスイメージしかありません。今までは、党が分裂していては政権交代は実現できないという考えで、それぞれの考えを抑えて党執行部に従っていた人も多いんでしょうけど・・・最早数年は政権交代なんて無理なんだから、最早失うものなんてないんだから、ここで捨て身にならなくてどうする? と言いたいです。何を今更「話し合いで一本化」なんてことを考えているんでしょうか? 党分裂も恐れず、旧社会党系議員も旧民社系議員も旧経世会系議員も、皆持論をぶつけ合って戦えばいい。戦わなければ、党の本当の姿なんて見えてこないし、ましてや国民に自身の本当の姿を見てもらうことも出来ません。臨時国会に間に合わなければ、取りあえず党首代行を立てて、改めてしっかりと党首選挙の日程を練ればいい。とにかく、もうこれ以上民主党に「妥協」という選択肢は存在しないということを、いい加減認識して欲しい。前の選挙は民主党に対する国民からの不信任でした。万年野党でいいのならそれでもいいんでしょうが、政権与党を目指すのであれば、失った国民の信頼を取り戻す為に、今こそ裸になって、自らの信念に基づいて、殺しあうくらいの覚悟で党首選挙を戦ってください。
さて・・・どちらかというと小泉支持の自分が民主の行き先を非常に心配してるというのに、相変わらず反小泉なメディアやネットは、民主党首選挙はそっちのけで小泉選挙の批判ばかり・・・小選挙区死票批判なんて、その反対派の急先鋒だった小泉があれほど小選挙区制を見事に利用してるんだし(笑)、何をいまさらとしか言いようがありません。今までこの小選挙区制を最大限に利用して勢力を拡大してきたのが民主党でしょうに。今回このようにボロ負けしたってことは、次回は逆にボロ勝ちする可能性だって充分あるんですけど・・・なんでこんなにネガティヴな意見ばかりが目立つんだろう? 小泉(的なもの)を倒す為には、その対抗馬の野党を育てることがまず第一じゃないのだろうか? 民主に全く触れずに小泉批判を執拗に繰り返しているメディアやネットは、単に自分の日頃の不満を政権にぶつけて「うっぷん晴らし」をしてるだけじゃないのか? という気さえしてしまいます。自民党に絶望しているのなら、今こそ民主の行く末を見守り、新しい政党に生まれ変わるよう支援すべきときじゃないかと思うんですけどね・・・